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概要 |
レシピ |
香川-@ |
タメイケバカーリ |
高瀬茶でできたカクテル。
讃岐平野の田園風景の新緑をイメージし、同時に味でも「のどかさ」を表現する。 |
清酒川鶴さぬきよいまい 30ml
高瀬茶 30ml
讃岐和三盆 1tsp |
香川-A |
キクチカンタービレ |
香川産レモンの酸味を生かしたカクテル。
人が良くていざという時はキリッとする讃岐男の味。 |
清酒川鶴さぬきよいまい 30ml
讃岐産青レモンジュース 10ml
ホワイトキュラソー 20ml
讃岐和三盆 1tsp |
試合直前県別インプレッション本音モード |
県民一人当たり貯蓄額全国一をほこる堅実な香川県らしい、「地味」だけれども何杯もお代わりのできる味のバランスと、材料原価の安さからくるコストパフォーマンスの高さとを、兼ね備えるカクテル。
他県に先駆けてお茶を使った点は2年前に一歩先んじてフライングした優位性を誇りたいがためか?他県でも特産品であるレモンで敢えて勝負してくるあたりははたまた余裕の現れか?それとももしかして「ほおっておいても、どうせ勝てる」と、ただのんびり構えているだけなのか?そうであれば、この分では道州制導入後での地盤沈下は目に見えている。ちなみにトライしようとした「うどん出汁」のカクテルは不味すぎておよそ飲用には適さなかった模様。 |
愛媛-@ |
坂の上の恋 |
伊予柑の風味がきいた甘みのバランスの良いカクテル。
カクテルの色もきれいに仕上がる。 |
清酒雪雀しずく媛(純米吟醸) 20ml
伊予柑 60ml
ミカンの蜂蜜 2tsp |
愛媛-A |
紅媛(べにひめ) |
イチゴの紅ほっぺとポンカンが相性良くマッチしたカクテル。
このカクテルの色もきれい |
清酒雪雀しずく媛(純米吟醸) 20ml
紅ほっぺ(愛媛県産イチゴ )3個
ポンカン 30ml
シュガー 1tsp |
試合直前県別インプレッション本音モード |
何事にも優等生「的」でありたい愛媛県の誇るハイレベル完璧主義カクテル。
伊予柑の方は「これを使わないと県におこられる・・・もとい愛媛といえばこれしかないでしょう。やっぱり」といった学級委員長的でコンサバティブな商品選定。片やイチゴの方は一杯にイチゴ3個とポンカンまでいれるという、ラウンジ大好き贅沢三昧の愛媛(特に松山)の面目躍如。
両者とも味もさることながら「きれいな色」を強くアピールしているあたり、少しでも高そうに見えればというビジネス感覚を感じさせる一方、見栄っ張りで何かにつけやたらと女性の気を引きたがる愛媛県人の姿がなんでかしらん見え隠れしてしまうのは気のせいだろうか? |
徳島-@ |
黄金の井戸 |
四国霊場3番札所金泉寺にある空海ゆかりの黄金の井戸。
美貌と長寿とを願った梅のカクテル |
清酒今小町「穣(阿波山田錦
県産NK酵母使用)」 50ml
神山町梅シロップ 10ml
阿波和三盆 2tsp
デコレーションにすだちピール |
徳島-A |
彩(いろどり) |
上勝町で育った幻の柑橘果実「ゆこう」をメーンにおそらくは世界初の白味噌を使った幻のカクテル |
清酒今小町「穣(阿波山田錦 県産NK酵母使用)」 50ml
ゆこう酢 20ml
県産白味噌大さじ 1杯
阿波和三盆小さじ 2杯 |
試合直前県別インプレッション本音モード |
他県の動向を伺いながら最後の最後までリストを出し渋ったあげく、誰もが予想した「すだち」は申し訳程度に単に飾りに添えているだけだったという徳島県人らしい「あとだしじゃんけん」的秘密兵器。
「名前の由来」や「コンセプト」を前面に押し出し敢えて内容には触れていない怪しい健康食品のような梅カクテルと、国内でも徳島県南部のみでしか栽培されていないという子泣き爺のような「幻のゆこう」を使った飲んでみなければ味の見当もつかないミステリアスなカクテルとで参戦。おまけに白味噌を使うというセオリー無視の反則技。
なんにしても提出のタイミングといい掟破りの発想といい、まったく油断もスキもない「へらこい」徳島県民性を、語らずとも露呈している。 |
高知-@ |
風の龍馬 |
龍馬は風である。
土佐の海風のように爽やかな坂本龍馬をイメージした、圧倒的な爽やさが心地好いカクテル。 |
清酒司牡丹吟醸酒(高知県産米 県産酵母使用) 30ml
小夏の生搾りジュー 30ml
小夏の皮(親指の爪程度)
海洋深層水の塩(ソルティドッグ風に使用) |
高知-A |
乙女ねえやん |
龍馬に対しては、土佐のショウガのようにピリッと辛口だった乙女ねえやん。
しかし本当は純米酒のように暖かみのある、とても優しい女性なのです。 |
清酒司牡丹純米酒(高知県産米使用) 60ml
ショウガのシロップ 15ml
柚子(1滴)
ショウガのスライス(1片) |
試合直前県別インプレッション本音モード |
本事業の企画段階から、すっかり自分が優勝する(優勝した)つもりで臨んでいる高知の県民性まるだしのカクテル。
季節外れの小夏(春の果実)を一ヶ月もかけて名もない民家の庭先から探し出してくるバイタリティーと、鰹タタキに使う地物の生姜をジンジャーという立派なツールに置き換えられる発想の柔軟性は「さながら龍馬そのもの」と褒めたたえたいが、惜しむらくは超アバウトな高知県人気質そのままに、夢とロマンに走りすぎておよそ何を言いたいのかがわからないカクテルの概要説明の曖昧さ。
また、勝利に対する執念は他県の追随を許さない反面、尊皇攘夷からテロに走った土佐勤王党のように発展から暴走への可能性も十分に秘めた取り組み姿勢である。 |